自殺クラブ

上記の本の6章の見出しだ。そして岩波医師は、あとがきにて最後にこう訴えている。

こうした問題(パワハラや自殺などの社会問題)にどう対応していくべきでしょうか。まず何よりも日本社会の底流にある心性を変えなくてはならないでしょう。自殺の統計的分析によれば、自殺を企てる人の多くは、企業から使い捨てられた中高年の男性や、過疎の町の孤独な老人など、社会や国から見捨てられた人々です。彼らは格差社会の敗者といっていいかもしれません。日本の社会では敗者であること自体が切り捨てられ非難される理由となり、秩序からはずれたものとして、存在してはいけないものとみなされてしまうのです。「お上」の統制を歓迎し、何よりも秩序を優先する社会、そこからはずれたものには平気でバッシングをし、叩き潰そうとする日本人の冷酷な心性を、長い時間かかろうと変えていく必要があるとともに、自殺をしようとする人々を救うには、彼らが頼ることができる「柔らかい」システムを作り出すことを求められています。

明日から休職復帰。何人かの仲間に明日からよろしくとメールしたけど、返事がこないよ………