仕事がなくなる=死


 職場の人権費が多くかかっているようだ。それでは、私が先に死んで人権費をカットしてくださいとお願いしようかと頭をよぎる。

 若い人に働きやすい環境を提供するのも私の役目ではないかと考える。現場は大変なのだ。

 50を過ぎて体を壊し、心も壊れてきた。この世から消えることが、一番喜ばれるのではないかと思う。

 ただ、弟や母親の介護をどうしようか考えると、死への地団駄をふむ。

 周囲の目が姥捨て山みたいに注がれるのがつらい。

 自分も若いころは、体も頭もスムーズに動いたのに、うまく回転しないのだ。

 夜眠るのも、誰かに追われてすぐ目が覚めてしまう。

 心のメンテナンスができますように。今日は夜勤だ。