「もうイヤだ!」と思ったとき読む本…斉藤茂太…あさ出版


 朝方のイヤな夢。朝日の目覚まし。薬の影響が残っている朝の起床、そして曇り空や雨の日。
 トイレ、薬が残っているときの犬の散歩。朝の洗面、歯磨き、薬の服薬、朝ご飯の片づけ。

 実家の母親の介護にともなう食事テーブルの片づけ、消毒、食器の洗い物。ポータブルトイレの処理、ゴミの片づけ、トイレ掃除。

 そしてやっと職場へ。信号待ちのイライラ。メールチェック。書類の整理。挨拶がきらいだと言う人から急に挨拶がないと言われたり、職場で挨拶が無視されるつらさ。

 午前中、調子が悪い時は、生きるためのすべての行動が苦痛をもたらす。
 今までできた何げない生活パターンへの戻しかたをさがすために、沼からはい上がるような蜘蛛の糸を求めている日もある。人間のくずはゴミ箱に捨てたら楽かな(人間失格)とさえ頭をよぎる。毎日それを避ける方法を自分でみつけるしかない。
 破壊的行動を避けることそれが病気との闘いでもある。