社員失格…江上剛(著)…新潮文庫


元銀行員の社会の落とし穴を描いた作品

もし「会社」が「社会」をひっくり返しただけの翻訳だったら、まさに適切な翻訳語だったといえよう。なぜなら「社会」が人と人との信頼を基盤にしているとしたら「会社」はまさにその反対、「裏切り」を基盤にしているからだ。

私がうつ休職中に職員からの提案募集があったということで私も書き上げて直の部長に「提出していいですか」と尋ねると、「締め切りがすぎている」と断られた。私が「えっ」という顔すると困ったように上長に聞いてみて返事すると逃げた。また、別の部署の部長から書類に不備があると突然叱責してきた。よく見ると、私はまだ見ていない書類だ。印もおしてなかった。虐めが始まっているのかな。今日はうつ復職から2回目の休み。3勤1休、3勤2休 ゆっくりと…