余命は


 昨日、介護施設から、母親の体にこぶのようなものが大きくなっているからと病院へ付き添った。検査結果は、特に治療の必要はないと言われたが、同時に検査した昨年みつかった肺がんは、進行しているようだと医師の話だった。久々に病院の前で愛犬に会わせたが、手を伸ばして嬉しそうに反応していたが、病院の待合所では、こちらが話すことにうなずくだけで、自らの気持ちを一言も話さないのは、なんとなくつらくなる。本人は、思うように体や言葉がでなくて、悔しんだろうと思った。