昔ばなし〜ねこ山〜

昨日の日曜日、地元のねこ山ばなしの伝説ゆかりの神社を探しに家内と愛犬と出かけた。10年前の地図を頼りに行ったが、住宅や道路がせいびされていて、道に迷ってしまった。やっとそれらしきもの猫山観音堂神社を見つけたが、猫山と書かれていない。たまたま、そこの神社の前の住人の方が家の前にいらっしゃったので聞いてみると、その方も、思い出すように、引っ越ししてきたときは、猫山観音堂神社と書いてあったが、住宅街の整備で、神社の前の道も拡幅されて、そのときに看板がはずされたようだと思い出してお話しをいただいた。
その神社の物語は、 

400年前のある侍がイノシシ退治にでかけているときに、妻が出産で危ない状況になったのを飼いネコの「玉」が、人間に姿を変え、その侍に伝えにいったが、逆に、もののけとわかり、矢を射られてしまった。必死で妻のもとへ血を流しながら血をたよりに侍に道案内をし、亡くなった。そして、妻は容態が安定したのに、申し訳ないことをしたと猫への感謝の気持ちで祠(ほこら)をつくられたそうだ。

猫への恩返し物語は、私もしらなかったのを家内が地元の歴史本からみつけ、今回の訪問となった。
猫は、たたりの物語が多いが、この物語は、悲しいけど、猫への感謝として称賛したい。そして、日本から動物の殺処分がなくなりますように願いたい。