「今の日本社会には、明らかに問題がある。どんな問題があるか。私はものの考え方、見方だと思っている。そこがなんだか、変なのである」−フリーター、ニート、「自分探し」、テロとの戦い、少子化、靖国参拝、心の傷、男と女、生きがいの喪失等々、「バカの壁」を超える方法、考え方は自分の頭で生み出す。そのためのヒントが詰まった、養老孟司の新潮新書第三弾。
バカの壁よりは、わかりやすかったような気がするが、やはり、自分のバカさを超えられない。
夏のおわりにコクリコ坂でも駆け上がりたい。夏の終わりは、やはり、寂しさを連れてくるような気がする。