赤い花と心のシミ


 履歴書を書きあげる間、窓の外の花が、のきなみ梅雨の水で枯れてしまったので、心のシミをふき取ってくれそうな赤い花を植えて気分を高揚させてみる。

 気分を鼓舞させているのは、入道雲だけか。暑いな。入道雲は、見ているといろんな表情を魅せてくれる。でも、あんなに逞しく育つ雲だけど、うらやましく、自分が小さく見える。楽しかった幼い時の海で見た記憶や、苦しかった営業時代のうらめしかった雲でもある。

そうだ、なでしこジャパン決勝進出おめでとう。こちらも感動の涙ありがとう。