戦死


 祖父は、開戦後、すぐ、小さな島を占領したが、船の甲板上で指揮をしているところを戦闘機にやられて戦死したと聞く。
 戦争開始時だったせいか、当時逗子の家に海軍大臣がお参りに来て母親も驚いたと聞く。
 42歳の祖父の長男(叔父)は、52歳で亡くなり、その長男(従弟)も42歳で亡くなる短命の家系だ。唯一祖父の末っ子が60で亡くなり、残ったのは、女性の姉妹だけである。
 私も、いつ迎えがくるかもしれないと考えさせられる。体重も落ちてきた。健康になっているのか、病気に向かっているのか。少なくとも親戚の中では幸せに年齢を重ねてきているのかもしれない。
 短命でも生きている限り、楽しい生活を過ごしたい。人生の戦死の日まで