人生のカウントダウン


50歳からの男の磨き方…川北義則(著)…PHP研究所

 残りの人生をどう過ごすか、やはり不安がある。そこで選んだ本。

 この手の本はアサヒビールの樋口さんの本に次ぐ2冊目だが、今さら社労士などの資格はとるな。今の仕事を充実(恵まれていると思う)させ、遊びの中から第2の人生を磨く方が充実するとある。

 帯の裏書きから
 

会社を辞めようと思ったら、「給料が減った」と嘆く前に「今月も給料が出た」と考えて、「よかった探し」をしてみるといい。思ったよりいい面が見つかるはずだ。

「監督とは?」と問われて「気づかせ屋だ」と答えたのはプロ野球の名将・野村克也さんだ。教えるのではなく、気づかせる。これがリーダーの条件でもある。

 一人で映画を見たり美術館に行ったりする時間は絶対に必要だ。現役時代からの一人行動が、定年後の時間を充実させるために役に立つ。

 夫婦はお互いに理解しあえるとは思わないことだ。しょせん夫婦は他人、といって愛情がないわけでない。くつきすぎず、離れすぎずーこれが夫婦円満のコツである。

 50歳を過ぎてからの人生の指針として、一つの考え方かなと思う。

 第2の人生の基礎がためをはじめよう。