自殺体験


読み解き「般若心経」…伊藤比呂美(著)…朝日新聞出版

 裏書きから 

心に切り刻むように思い出し、
 悔いてあやまりたい
 寝たきりの母になって、
 はじめてすくわれた。
 夫をなくした友人の悲しみを思って、
 耳を澄ます。
 気がついたらまわりは、
 老いて病んで苦しんで
 死んでいく人でいっぱい

朝のラジオ番組、武田鉄矢の3枚おろし(文化放送)でとりあげられた本。

 50歳にもなった著者が、人間の終焉に関わることが増える中で、お経に出会い、詩的に解釈してひもといてある。

 さて、この本を読み終えたせいか、自分が自殺する夢を見た。職場で仲間はずれにされ、職場で首をつった。まっさかさまに暗闇を落ちていき、目が覚めた。

 南無阿弥陀仏