邪悪なものの鎮め方


 内田樹(著)…バジリコ株式会社
 朝の文化放送で、武田鉄矢がシリーズで話題にした本。話の内容は面白くてすぐにでも本がほしいとネットで探したが、しばらくは、売り切れ状態だった。
 やっとのことで流通し始めて購入した。

 最近では、マスコミでも内田先生の話題が盛り上がりつつあり、新聞でも顔写真いりでおみかけした。

 さて、本の内容は、いささか哲学的で私のようなボンクラには少々難しい本であった。もう一回読むとわかるのかな。著者も楽しみながら本を書いたというくらいだから面白いのだと思う。

「邪悪なもの」と遭遇したとき、人間はどうふるまうべきか?「どうしていいかわからないけれど、何かしないとたいへんなことになる」極限的な状況で、適切に対処できる知見とはどのようなものか?
 この喫緊の課題に、ウチダ先生がきぱりお答えいたします。村上春樹『IQ84』の物語構造、コピーキャット型犯罪が内包する恐るべき罠、ミラーニューロン幽体離脱、被害者の呪いがもたらす災厄、霊的体験とのつきあい方から、草食系男子の問題にいたるまで、「本当ですか!?」と叫びたくなる驚愕の読書体験の連続。不透明な時代を生き延びるための「裏テキスト」

 私の邪悪で目にみえない恐怖感を取り除きたい。