虹にかける


 天気がよすぎると洗濯物もうかつに干せない。急に雨雲が発生し、雷雨が襲う。しかし、その向こうには、虹がかかり、希望をもたせてくれる。

 さて、パソコンの調子が悪かったと同じように頭の調子もおかしくて、毎日の基本的な行動パターンのゲームやヴァイオリン弾きも1週間も手につかない状況だった。

 母親の介護施設では、洗濯ものを取りにいくことと、持っていくことで、家族を施設に来てもらうようにしている。そこで、週に4回は、様子伺いに行くことになる。リハビリだけでは、歩くこともできないので、親戚の看護婦から習ったテーブルでできるスクワットを母親に会ったときにやってもらうことにしている。

 しかし、なかなか思うように動かない。暇な時間に自分でやるように言い聞かせても、なかなかやる気が出ないようだ。歩けないから、歩きたいという希望が遠のいているようだ。

 せめて、虹がかかる日は、希望を持って続けてほしいと願う