一週間で自己変革「内観法」の驚異


 石井光(あきら)…(著)…講談社
 先日のテレビドラマ「離婚シンドローム」で紹介された「内観法」の中でも入門書的な本なので2時間ほどで読み終えた。
 
 絶版なので、家内の薦めで古本をネットで取り寄せた。

少年刑務所や少年院で再犯率の低下に貢献した「内観(内観法、内観療法)」は、病院では心因性障害(アルコール依存症、薬物依存症、摂食障害など)の克服に、学校では非行防止などに成果を上げている自己改善法だ。「天声人語」(朝日新聞)に「個人ばかりか国も民族も、世界中が内観の季節を迎えている」と取り上げられた。まず自分をみつめ、親や周りの人への感謝の気持ちを抱くようになり、そして自らが積極的に生きようとする…。内観による自己改革で幸せをつかむ実例集。読むだけでも心現れる一冊!

 してもらったこと。してあげたこと。迷惑をかけたこと。この3つを過去から現在にいたるまでを思いだして書き留めていきながら自分をみつめなおすことが基本。してもらったことは多いけど、してあげたことがいかに少ないか。さらに、迷惑をかけてきたことの多さに気づかされる。

 食事を作ってもらったこと。弁当を作ってもらったこと。心配をかけたこと。いっっぱいしてもらったことや迷惑をかけたことが多い。なのにしてあげたことは、なかなか思いだせない。

 自分を見つめなおす指針として感謝し、今から何ができるかを見つめなおしたい。