花の知らせ


 実家の庭に雪やなぎが白い花を咲かせていた。3年前に亡くなった叔母から切りわけてもらった枝を植えていたものだ。

 自分がなにか気ぜわしく行けなかった、その親戚の家の叔父さんにも久しく顔を出していないと思いだし、今日、電話をしてみると、最近まで入院して退院したところだったとのこと。

 叔父の病気は、私の母と同じ大腸の癌で手術をしうたとのこと。後遺症もひどくなく、足取りも普通だった。日頃から散歩と週一回のゴルフで足腰を鍛えていたからであろう。

 入院してやはり声には元気がなく、体重も11キロおちたそうだが、見舞いに行って喜んでもらった。

 長男も4月に遠くに転勤したばかり。一人暮らしも淋しいだろうな。

 花が何かを想いださせた。そんな花の知らせだった。