なぜ死が心を支配する


 この病気の特徴なのだが、何にもないときでも死を考えている時がある。今日は、昨日の仕事の疲れからか、体がだるい。
 人間として生きていくことが恥ずかしく感じる。
昔は、こんな感覚はめったになかったし、あってもいつのまにか忘れていた。

 今日は、母親を病院からショートステイに移動させた。自宅に戻るためのトレーニングでもある。病院生活の甘えからか、歩くことから大変だ。
 施設への荷物も細かくチェックされ、自由に使える身のまわりのものは持って買えるように戻された。

 昼間はできるだけ起きておくように指導されるようだ。病院と違って少し厳しいくらいが、今後の私のケアにも役にたつだろうと信じたい。

 家に戻り、昨日のつかれもピークに達しようとしている。お昼にパンだけを食べ、安定剤(ソラナックス)を飲んで1時間ほど眠るつもりだったが、結局、眠気にかなわず、2時間眠ってしまった。

 また、いけない症状がでる。家の中をかたづけなければいけない。ゆっくりかたづけよう・・・そう言い聞かせてこの病気と闘っていかなければいや、つきあっていこう。ゆっくりと。・・・何とかなるさの気持ちで支配させよう。