2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

目が見えなくて物思いに何思う

ラッキーと別れて12日め 彼も淋しがってくれてるのだろうか? それとも大嫌いなお風呂に入らずにすむことでほっとしてはいないだろうか。

大河の一滴…五木寛之(著)…幻冬舎文庫

…『いまこそ、人生は苦しみと絶望の連続だと、あきらめることからはじめよう』『痛みや苦痛を敵視して闘うのはよそう。』…もがくよりもそれもありと考える著者の大胆な考えかたが伺えた。

神様への手紙

入院12日め。緊急入院してたときは、苦しさにもしかして二度と家に戻れないのでは、仕事はとひどく落胆した。気持ちもうつの域に入ってしまいそうだった。しかし、これも神様の選択と思うと気が楽になってきた。神様にありがとうございましたという気分です…

目に光がほしい

天気がいい日は、ベランダへ出て陽の光を浴びたがるラッキー。見えない目でも光の温かさからラッキーはやすらぎの光を感じているのだろう。

生きるヒント…五木寛之(著)…角川文庫

…『私たちが生きてゆくためには、たぶん「何か」が必要なのです。それを「人生観」とか、「信念」とか、「思想」とか、「愛」とか、「生き甲斐」とか、「信仰」とか、あまりつきつめて考えますと、どことなく重苦しい気分になってくるような気がしないでもあ…

しっほで失礼

ラッキーの巻き尾の写真。入院11日め。そういえば人間のしっほ的部分、足〓。この病気が出る前から、右足の中指がしびれていた。東洋医学のつぼと病気の臓器部分とが一致してたと今思えば少しうなずける。

とむらい犬

家内は、ラッキーの鼻から口のラインが好きとのこと。昨日会社へ行く途中での出来事。いつも見かける犬がくさりに引かれるかのように壁にぶらさがっていた。もしかしてと引き返したら首吊り状態で死んでいた。飼い主宅ドアたたいても誰も出てこない。仕方な…

続いい言葉は、いい人生をつくる…斎藤茂太(著)…成美堂出版

…『一つは、他人と自分をくらべて、どうのこうのおもわないようにしていることだ。もう一つは、お金が足りないかもしれないとか、あの一言はひどいなあとかいうような心を暗くすることは、できるだけ忘れてしまうようにすることである。この二つを身につける…

初夏の香り

入院10日め。桜に代わって自宅周囲のツツジもさきはじめたそうだ。点滴も昨日夜にとれた。ツツジの花のようにさわやかに過ごしたい。

愛顔忘れた?

胴体をあまがみする仕草の顔が悪人ぽいラッキー。失明した自分に怒りを出しているかのごとくかみまくっているらしい。入院中会えないさびしさかな。こういう表情もたまにはいいか?

いい言葉はいい人生をつくる…斎藤茂太(著)…成美文庫

…『マイナスの経験をした人は有利です。してない人は、人の気持ちがわからなくなっている。わからないことすら、気づかずに生きてしまう。― 脚本家 山田太一』…歌人・斎藤茂吉の長男。作家・北杜夫の実兄で精神科医でもあられる著者の人生での人との出会いを…

手術回避

入院9日め。昨日、先生から手術しなくてもいいと言われた。点滴も今日まで。昨日からご飯も始まったし、あとはうつ気分を洗い流しながら退院が決まるまで…

水のいたずら

昨日の雨上がり。ラッキーが濡れた草に顔を突っ込んだら鼻に水滴が…分かりにくいかな。水もしたたるいい男は、誰のことからいい出したのかな?

生きるヒント「一日一話」…(櫻木健古)…三笠書房

…『西郷隆盛もいっている。予、壮年より、艱難という艱難にかかりしゆえ、いまどんなことに出あうとも動揺は致すまじ。それだけはしあわせなり。』…教員から新聞記者を経験されたからか文章に重みがある。艱難を乗り越える力を授かりたい。

入院8日め

写真は家内がラッキーと散歩中に見つけたアジサイの花のつぼみを送ってくれたもの。今日から五分粥だけどご飯が出ることになった。嬉しい反面、会社に申し訳ない気分でうつに時々おしつぶされそうになる。回復の芽が出ますように。

助手席はぼくの指定席

ラッキーは、車の助手席は自分の指定席だと思いこんでいる。この席に家内が座ると、そこどけと言わないばかりに家内を踏みつけて割り込んでくる。しかし、運転席にはけっして割り込んではいけないと心得ている。

あえて誤解をおそれず…弘兼憲史(著)…PHP文庫

…『誤解されてもいいじゃないか、人が自分のことをどう思うといいじゃないか、自分の生き方の基準を自分で決めて、自分が納得する生き方ができればそれでいいじゃないか』…元松下電器産業を退社後、漫画家デビューされた著者のエッセイ。奥様が同業の柴門ふ…

入院7日め

点滴と絶食はまだ続く。お腹はゴロゴロするが、お腹がすいたという感覚はない。せっかく見つけたインターネットコーナーは、土曜日、日曜日お休みで唯一の楽しみが、減っている。しかし、今日は家内が着替えをもってやってくる。小さな家族のありがたさを楽…

寝顔は心の薬

今朝は、久しぶりの雨。ラッキーの散歩も大変だ。散歩よりも大好きなことは眠ることかな。その寝顔は癒しという心の薬だよ。早く会いたいな。

忘れないよ!ウ゛ェトナム…田口ランディ(著)…幻冬舎

著者のデビュー作。…『不思議な運命と新鮮な出会い。自由に、気ままに、時には危険も辞さない珍道中の数々』…旅の中で夢に出てきた日本人と出会う不思議さや、楽しさあふれるエッセイ。

入院6日め

明け方の夢。休みの日に買い物して帰ろうとするとトンネルがあり、なぜか入り口がふさがれている。迂回路で帰ろうとするとトンネルの入り口には人が倒れている。携帯で警察呼ぼうとしつもつながらない。焦っているところで目がさめた。昨日仕事を残して倒れ…

散歩できなくてごめんね

病状が落ち着いてくると早くラッキーを散歩させたくなる気持ちが強くなる。一人ぼっちの留守番がんばれと病室から祈る。

アンテナ…田口ランディ(著)…幻冬舎文庫

…『人は不条理な現実に耐えるために狂うのだ。狂気が不条理なのではなく、現実こそが不条理だから人は狂うのだ。生きるために少しだけ狂うのだ。』…15年前のある朝、主人公の妹が忽然と消えた。必死にその行方を探した家族も、父の死、母は新興宗教にのめり…

入院5日め

まだ絶食は続く。昨日家内からご飯食べる夢見ないの?と聞かれたが今朝の夢は外でアイスクリームたべているところを社内の人に指摘された。そのせいかお腹具合がすこしよくない。昨日先生からはお腹の写真に異常はなかったけど手術どうすると聞かれた。悪く…

態度がでかくなったのはいつからだっただろうか?

警戒心もなくなって仰向けで寝てた時を写したものです。うちにやってきた初日は寝ているときに毛っくろいしようとしただけで警戒心むき出しでした。今は目が見えなくても2人のうちどちらかいれば安心感があるようです。安心感、自分で改めていい響きに感じ…

阿修羅のごとく…向田邦子(著)…文春文庫

…『アシュラってのは、インドの民間信仰上の神様でさ、外っ側は仁義礼智信を標榜してるんだが…気が強くて、人の悪口言うのが好きでさ、怒りや争いのシンボルだそうだ』『闘いの神様ってわけですか』…『勝目はないよ。男は』…けんかばかり文句ばかり言いなが…

入院4日目

写真は家内がラッキーと今朝の散歩で見つけたという近所犬さくらの家の野いちごの花。今朝の夢は上司から無理やり椅子から投げ捨てられるというイヤな感じで目がさめた。野イチゴでも人目を引く何かをもっている。自分の心をそうもっていきたい。体調はいい…

清峰高校

数年前この高校名聞いた時周囲も知らない人ばかりだった。3年前のセンバツで大差ながら準優勝を勝ちとった。なんと隣町の高校が校名変更していた。このセンバツの話を元に地元の劇団員が春の鯨という戯曲を書き劇作家新人賞をとった。その劇の公演時、清峰…

川の字になって眠りたい

我が家のラッキーにも入院は直接伝えていない。昨晩は家内と二の字になって眠りついたと連絡があった。家内が出かけるとわかるとうらめしそうに留守番わかってますと一の字でベッドにふせたとのこと。早く元気になって川の字で眠りたい

六億円

写真は昨年の職員旅行で絵付け体験で作った湯飲みだ。家内にほめてもらって嬉しかった。誰かがTOTOのくじ賞金が当たったので買いますと言ってくれたらなーと夢を思い心に絵を描いている